私たちが目指すもの
policy心やさしく、頼りになる
家庭医療・総合診療専門医を
目指してみませんか?
家庭医療・総合診療専門医とは、地域に住む人たちの健康を守る「プライマリ・ケアの専門医」です。年齢や性別を問わず、外来に来られる方や訪問診療で出会う方の95%以上の問題を解決できる家庭医療・総合診療専門医は、専門研修を通して育成することが可能です。
岡山家庭医療センターでは学会認定の家庭医療後期研修プログラムを2006年から提供してきました。第3次医療機関(津山中央病院)での内科・小児科研修、地域包括ケア病棟(日本原病院)での病棟研修、さらに3つの診療所(奈義・津山・湯郷)での家庭医療専門研修と各科専門科外来研修を行います。
内科・小児科を中心に、整形外科・皮膚科・精神科・婦人科など他科にまたがる研修で幅の広い臨床能力を身につけるとともに、患者中心の医療・家族志向のケア・地域包括医療といった心理社会的側面での研修を通して、自信を持って地域で活躍できる家庭医を数多く輩出してきました。

プログラム統括責任者
松下明
今までの実績を生かし、2018年度からは、日本専門医機構認定診療専門研修プログラムとして、2020年度からは、日本プライマリ・ケア連合学会認定新・家庭医療専門研修プログラムとしてリニューアルした教育環境を開拓しました。3年間の研修終了後には総合診療専門医の資格を取得して、更にもう1年間の診療所研修を経て、新・家庭医療専門医を取得し、日本における「プライマリ・ケア専門医」として活躍できます。充実した家庭医療指導医陣と各科専門医があなたの専門研修をしっかりとサポートしてくれます。一緒に「心やさしく頼りになる」家庭医療・総合診療専門医を目指してみませんか?
家庭医療・総合診療とは
「幕の内弁当」的総合力を備えた医師だ!

家庭医療・総合診療専門医は身近な病気を何でも診ます。それには大病院で働く専門医のように1診療科に特化することなく複数の診療科に精通することが求められます。幕の内弁当で言えば、各診療科は“おかず”。色とりどりのおかずを備えなければ弁当は売れない。しかも、一つひとつのおかずの大きさは小さくともその味(診療能力)は老舗の料理店(専門科)に劣らないレベルが要求される。「家庭医療・総合診療専門医」として身につけたいのは内科、小児科、整形外科、精神科、皮膚科です。さらに、眼科、耳鼻科、泌尿器科、産婦人科の領域もある程度診療できることが重要です。これらの領域をカバーできれば、赤ちゃんからお年寄りまで日常的によく起こる病気の90~95%に対応できます。
対応できないときは専門医に紹介しますが、治療の見通しを説明したうえで紹介のタイミングなどのプランを示せることが、良い家庭医療・総合診療専門医の条件です。