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診療所見学について

見学者・実習生募集

岡山家庭医療センターでは、見学や研修を積極的に受け入れています。

対象者

家庭医療やプライマリケアに興味がある医師・医学生・看護学生・高校生・中学生
家庭医療後期研修プログラムで研修したい医師(初期研修医・後期研修医)

研修施設

それぞれに地域性・患者層・診療所システムの事なる3か所のクリニックがあります。
・奈義ファミリークリニック:田舎型(農村部)
・津山ファミリークリニック:都市型(地方小都市)
・湯郷ファミリークリニック:温泉街

研修期間

見学・実習…1日~数週間で相談に応じます。
初期/後期研修医の研修…1日~数カ月程度で相談に応じます。

宿泊施設

<奈義>
■宿泊可能人数
男性フロア5名、女性フロア5名
(男女フロアは入口別、各個室)
■場所
奈義ファミリークリニックより徒歩3分
■備考
無線LANにてインターネット可能

<津山・湯郷>
専用の宿泊施設はありません。
奈義の宿泊施設から移動(バス・自動車)するか、近くのホテルを案内します。

実習内容

実習の内容は、事前に担当者とメールのやり取りを行い、個別の希望や興味を聞きながら組み立てます。

実習スケジュールの一例

■とにかく診察が見たい!

 午前午後
月曜日外来往診→外来見学→カルテチェック
火曜日外来往診→外来見学→カルテチェック
水曜日外来往診→外来見学→カルテチェック
木曜日外来→自衛隊医務室勉強会
金曜日外来予防接種・健診→
外来見学→カルテチェック

■いろいろ見てみたい!

午前午後
月曜日外来往診→外来見学→カルテチェック
火曜日事務実習往診→外来見学→カルテチェック
水曜日外来→自衛隊医務室訪問看護実習→カルテチェック
木曜日調剤薬局実習勉強会
金曜日看護師実習→外来予防接種・健診→
外来見学→カルテチェック

内容説明

■レクチャー(家庭医療関係、common disease関係)

  • 毎週木曜日に、症例検討会や勉強会などを行っています。

■外来実習(見学、予診)

  • 家庭医の診療とはどういうものか、実際の診察風景をみて体験してください。
  • 実際に患者さんから予診を取らせてもらうこともできますよ。

■訪問診療実習(往診)

  • 医師・看護師と一緒に患者さん宅や施設への往診に同行します。

■カルテチェック・症例レビュー

  • 毎日の外来終了後に、その日の診療内容や今後の方針について、カルテを見ながら振り返りディスカッションを行います。

■院内・院外実習

外来診療や訪問診療だけでなく、医師以外の職種の仕事ぶりも知る事が出来ます。

<看護師実習>

  • クリニック内で看護師さんの仕事を手伝いながら、患者さんと触れてもらいます。地域での看護師の役割をインタビューするいい機会になると思います。

<事務実習>

  • クリニックの経営を支える事務さんから、お金の流れだけでなく受付・事務で日頃から心が けている信念を聞けます。
  • 実際に受付業務を体験してもらい、患者の生の声をきけるかも。

<薬局実習>

  • 地域の調剤薬局としての役割・信念が聞けます。
  • 処方箋が来て薬を手渡すまでの一連の流れ、ただ処方を渡して終わるだけでない処方箋薬局としての役割を見ることができます。

<ケアマネージャー実習>

  • 地域ケアマネージャーさんに同行したり、業務についての話を聞くことができます。

<訪問看護実習>

  • 訪問看護の楽しさを実感できる。訪看ならではの苦労話を聞けたり、実体験できるかも。
  • 医師の目の届かないケアをする訪看に一緒についてもらい、患者の真の家族背景が見えるかも!?

<予防接種・乳児健診>

  • 予防接種ってただ注射するだけではない?
  • 予防接種や健診の時にこそ、家庭医の真骨頂を垣間見ることができます。

<介護施設実習>

  • 老健施設や特別養護老人施設で、介護実習を行います。
  • 歌を歌ったり体操したりおしゃべりしたり、診療所では見られない活き活きとしたお年寄りの姿を見ることができるでしょう。

見学者の声

□平成23年3月見学生(医学部3年生)の感想

先日は大変お世話になり、そして貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。実習の一日目から最終日に至るまで、新しい発見の連続でした。 この実習の間、先生方の外来、往診、そしてカルテチェックを、しっかりと見せていただけました。そして患者さんに対して、病気という面でも精神的な面でも関わっていくという家庭医療の醍醐味を、感じることができました。 さらに、事務実習や薬局実習、訪問看護、ケアマネージャーさんのお話を聞くことができ、大学の実習ではできないであろう体験ができました。 今振り返ってみて、訪問看護実習で知ったこと=寝たきりのかたとそのまわりのかたの日々の関わり、家族図も交えながら行われるカルテチェックで、心の健康も含めて深く先生方が関わろうとしていらっしゃること、朝のミーティングをはじめとして、患者さんにたいして、スタッフや先生が一体となって関わっていらっしゃること、この三つは、新学期が始まって奈義ファミリークリニックのことを誰に話すときでも、外せないと感じております。 松下先生には、新しいデイケアのかたち、ご卒業からどのように家庭医という分野を切り開かれたのかもお話しいただけました。 そしてなにより、先生ご自身がどのように外来をされているのかを見せてくださいました。ありがとうございます。 松坂先生をはじめ後期研修の先生方も先生それぞれの個性を発揮されたいい研修をされているのを拝見し、自分の目標像のひとつができたように感じられました。 最後になりましたが、改めて今回の実習をさせていただいたことに、感謝申し上げます。ありがとうございました。

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