2024.07.05

医療機器の停電対策、できていますか?

今年は異常気象の影響で猛暑やゲリラ豪雨なども増えており、今後も洪水や土砂災害などが心配されます。自宅で療養生活を送られている、または将来そうしていきたいという方にとって「災害による停電」は大きな不安要素ではないでしょうか。今回は、停電時でも安心した療養生活を送れるように医療機器の停電対策についてお話します。

電動ベッド

停電時にはリモコン操作でベッドを動かすことができなくなります。起きたままの姿勢で何時間も過ごすのは、身体に大きな負担がかかります。暴風雨などの警報、雷の音がするなど災害の情報が入ったら、早めに電動ベッドの高さを下げて、頭と足をフラットに設定しておきましょう。手動による操作が可能なタイプもありますので、事前に動作確認しておくことも大切です。

エアーマット

エアーマットは3時間以内の停電は問題なく利用できるタイプがほとんどです。

送風チューブを折り曲げて、紐やガムテープでしっかりと止め、空気が減らないようにしましょう。復旧するまでは体位変換で対応をし、復旧時には元の設定に戻っているか再度チェックをしましょう。 停電対策機能付きのマットレスを使用されている方は問題なく利用できます。特別な操作は必要なく、機械が停電を察知し自動的に切り替わります。マットレスの種類によって対応が異なりますので、改めて確認しておきましょう。

人工呼吸器

内部バッテリーがついているものがほとんどです。普段からバッテリーを充電しておき、充電が何時間もつのか確認しておきましょう。

吸引器

普段からバッテリーを充電しておきましょう。充電できないタイプもあります。事前に確認しておきましょう。

酸素濃縮器

酸素ボンベに切り替えて過ごしましょう。酸素の残量を確認し、少ない場合には業者さんに連絡をしましょう。長時間の停電の場合は、外部バッテリーや発電機の準備が必要になります。車のエンジンをかけて電源を引く方法もあります。

事前にできる確認と対策で、安心した療養生活を送りましょう。

他にも不安なことや気になることがあれば、スタッフまでお気軽にご相談ください!