1月の子供の急な発熱・嘔吐!流行中の3大感染症の見分け方とホームケア
2026.01.01
お正月休みが明け、保育園や学校での生活が再開する1月。久しぶりの集団生活で、お子さんが急な発熱や体調不良を起こして心配されている保護者の方も多いのではないでしょうか。
冬本番のこの時期は、ウイルスが好む「低温・乾燥」の環境が整っており、様々な感染症が同時に流行しやすい時期です。
今回は、1月に特に注意が必要な「子供の3大感染症」の特徴と、家庭での対応方法について解説します。「病院に行くべき?」「家でどう看病すればいい?」と迷った時の参考にしてください。
目次
1月に急増する「子供の3大感染症」
今の時期、クリニックでも特によく見られる感染症は以下の3つです。
| 病名 | 主な症状 | 発熱 | 登園・登校の目安 |
|---|---|---|---|
| インフルエンザ | 38℃以上の高熱、関節痛、倦怠感 | 急激に上がる | 解熱後2日(幼児は3日)を経過し、かつ発症後5日を経過するまで |
| 感染性胃腸炎 (ノロ・ロタなど) | 激しい嘔吐、下痢、腹痛 | 微熱~高熱 | 嘔吐・下痢が治まり、普段の食事がとれるようになってから |
| 冬の風邪症候群 (RS・ヒトメタ・溶連菌など) | 咳、鼻水、喉の痛み | 症状による | 熱が下がり、咳などの症状が改善してあら(溶連菌は抗生剤内服24時間~) |
※症状には個人差があります。自己判断せず、医師の診断を受けることをおすすめします。
夜間でも救急へ? 受診の目安となる「危険サイン」
「熱はあるけれど、元気そう…」「夜間救急に行くべきか朝まで待つべきか?」判断に迷う時は、熱の高さよりも「お子さんの全身状態」を見てください。
以下のような様子が見られる場合は、診療時間外でも急いで受診相談を検討してください。
- 水分が全く取れない(半日以上おしっこが出ない)
- 呼吸が苦しそう(ゼーゼーしている、肋骨の間がペコペコ凹む)
- 嘔吐が止まらず、ぐったりしている
- 視線が合わない、呼びかけに反応が鈍い
- 顔色が悪い(唇が紫色など)
逆に、熱が高くても「水分が取れていて、おもちゃで遊ぶ元気がある」「夜もしっかり眠れている」場合は、慌てず翌朝の受診でも大丈夫なケースが多いです。
ママ・パパからよくある質問
クリニックでよくいただく質問をまとめました。
Q. 嘔吐した直後、水分はどうあげればいいですか?
A. 「直後は少し我慢」がポイントです。
嘔吐した直後に慌てて水を飲ませると、胃が刺激されて再び吐いてしまうことがあります。吐き気が落ち着くまで30分〜1時間ほど様子を見てから、スプーン1杯程度のOS-1(経口補水液)や常温の水分を、5分おきに少しずつ与えてみてください
Q. 解熱剤は何度から使っていいですか?
A. 「38.5℃以上」又は「本人が辛そうな時」が目安です。
熱はウイルスと戦っている証拠ですので、無理に下げる必要はありません。しかし、高熱で眠れない、水分が取れないほど辛そうな場合は使用して体力消耗を防いであげましょう。
Q. 兄弟への感染を防ぐには?
A. 「タオルの共有禁止」と「換気」が重要です。
特に胃腸炎は感染力が非常に強いです。手拭きタオルはペーパータオルに変える、トイレの後は蓋をしてから流す、部屋の換気をこまめに行うなどの対策を徹底しましょう。
小児科のページにてお子さんに多く見られる症状と、ご家庭でできる対処法、そして医療機関を受診すべきタイミングを分かりやすく解説しています。よろしければご参考になさってください。
診療時間外で判断に迷った時の相談窓口
夜間や休日に「すぐに救急車を呼ぶべき?」「朝まで待っても大丈夫?」と迷った時は、公的な電話相談窓口も活用してください。
子ども医療電話相談(#8000)
お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や、受診する病院などのアドバイスが受けられます。
相談可能時間は都道府県により異なります。
岡山県の場合は平日・土曜・日曜・祝日問わず相談可能です(時間帯は変動する場合があるため、県のHP等をご確認く衣料ださい)
まとめ:不安な時は無理せず受診を
子供の体調は急変しやすいものです。「いつもと様子が違うな」と感じたら、無理をせず早めに公的な相談機関や医療機関へご相談ください。