骨粗鬆症について

2026.08.03

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の量が減り、中身がスカスカになって折れやすくなる病気です。 特に女性は閉経後にホルモンの変化で骨が急に弱くなりやすく、日本には約1,000万人以上の患者さんがいると推計されています。 しかし、骨は目に見えないため自分では気づきにくいのが特徴です。

骨粗鬆症で怖いのは「骨折」です。 転んで手首や背骨、太ももの付け根を骨折しやすくなります。 特に太ももの付け根の骨折は長期の入院や寝たきりにつながり、その後の寿命にも影響することが分かっています。

骨粗鬆症は高齢者だけの病気ではありません。 無理なダイエットで栄養が不足したり、日焼けを極端に避けてビタミンDが足りなくなったりすると、若い女性でも骨が弱くなることが指摘されています。 また、ステロイド薬の長期内服や、長期間の寝たきり生活などが原因で起こる「続発性骨粗鬆症」もあり注意が必要です。

予防と対策の基本は「食事」「運動」「検査」の三本柱です。 食事では、カルシウム(乳製品、小魚、青菜など)と、カルシウムの吸収を助けるビタミンD(魚類、きのこ類、たまごなど)を意識して取りましょう。 骨は毎日少しずつ壊されて作り替えられており、栄養が不足すると十分に再生されません。 サプリメントも選択肢の一つですが、まずは毎日の食事を整えることが大切です。

自分の骨の状態を知るうえで、病院や検診で行う骨密度検査はとても有用です。骨粗鬆症と診断された場合には、骨を壊す働きを抑える薬や、骨をつくる働きを高める薬などがあり、骨折リスクを下げることができます。  特に65歳以上の女性、過去に骨折歴がある人は病院や市の健診で検査を受けましょう。

■この記事を書いた先生

湯郷ファミリークリニック 大門 友博 先生

コメント:運動は「骨」と「筋肉」を同時に鍛えることができます。また日光を浴びることでビタミンDが増えます。 ウォーキング、軽いジョギング、スクワットなどがオススメです。負担が少ない毎日続けられる運動をしましょう。

出典:厚生労働省「骨粗鬆症の予防のための食生活(健康日本21アクション支援システム)」

私たちについて