9月は気管支喘息の症状が増える時期
2026.09.11
喘息の原因を知って対策しましょう
朝晩は少しずつ涼しくなってきましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。日本を含む北半球では、9月頃から始まる秋季に気管支喘息が悪化しやすいことが知られています。特に夏休み明けは喘息患者さんが多く来院されます。そんな秋の喘息発作の原因について知り、ご自身と周囲の方々の健康を守る方法を考えていきましょう。
▶感染症
小児喘息発作はウイルス性の呼吸器感染症が原因の80%以上を占めるといわれています。特に新学期の学校は、風邪症候群の原因として知られるライノウイルスやRSウイルスが伝播する場となります。感染から身を守るために、夏休み明けの学校では、手洗い・うがいをしっかり行いましょう。
▶アレルゲンへの暴露
秋は真菌の胞子やダニの死骸、粒子の小さいブタクサの花粉が増える時期です。それらが呼吸器系に入りアレルギー反応を起こすことで喘息発作が誘発されます。夏の終わりには、おうちの布団やカーペットなどのお掃除は入念に、マスクで花粉から身を守りましましょう。
▶台風による温度や湿度の急激な変化
9月は、台風が多く到来し、気温差が少しずつ大きくなる季節です。台風がもたらす温度や湿度の急激な変化は気管支の収縮を引き起こしたり、アレルギー反応の原因となるダニ・カビの繁殖を促したりするとされています。そのため、台風が近づく季節はなるべく温度や湿度の変化を小さくすることが大切です。また朝夕の気温低下も気管支収縮の原因となるため、就寝時は室温調整と適切な寝具の使用を心がけましょう。
9月は残暑が厳しく、体調を崩しやすい時期です。十分な水分摂取と規則正しい生活で健康的な生活リズムを作り、感染症やアレルゲン、気候から体を守りましょう。
■この記事を書いた先生
日本原病院 青景 珠実 先生
コメント:秋の夜長…でも夜はスマホから離れて、心と体を休めましょう。もしも感冒症状が見られたら、早めにかかりつけ医の受診を。