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2024.06.07

修了生&専攻医にプログラムの感想を伺いました。

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修了生&専攻医インタビュー

横田 雄也(修了生)

岡山家庭医療センター総合診療専門研修プログラム:Bコース
岡山家庭医療センター新家庭医療研修プログラム
※2024年3月終了

Q.1臨床研修において大変なことはなんですか?

私は岡山県域全体で研修ができるBコースに属し、様々な病院や診療所で研鑽を積むことができました。それぞれの地域で、それぞれの施設ごとに求められる役割が異なっており、異動の都度、それらに慣れ、溶け込んでいくことに負担を感じることもありました。しかし、それらは総合診療医や家庭医として必要とされる資質や能力のひとつでもあり、確実に実力の向上に繋がりました。

Q2. やりがいを感じることはなんですか?

総合診療・家庭医療を学び、そして実践していくことで、「自分は患者さんやその地域の生活をサポートしているのだ」という、ある種の使命感や達成感を感じます。例えば、担当している患者さんが無事に退院し、訪問診療で伺った際、自宅で平穏に生活できていらっしゃる姿を拝見すると、何にもまさる喜びを感じることができます。

Q3. 岡山家庭医療センターの雰囲気はどうですか?

お互いに切磋琢磨できる環境がありがたいです。指導医にも相談しやすく、着実にステップアップできる環境だと思います。毎週木曜日には勉強会が開催されており、オンラインと現地のハイブリッドのことが多く、どの地域で研修を行っていても勉強会に参加できます。医療面接ロールプレイや整形・小児OSCEなど、対面での勉強会も充実しています。

Q4. 学生、研修医へのメッセージをお願いします!

全国で総合診療専門研修が始まってまだ数年ですが、岡山家庭医療センターにはすでに指導経験豊富な指導医が多く所属しており、特に家庭医療を学ぶにはもってこいのプログラムです。勘違いされがちですが、総合診療医や家庭医は決してハードルの高い専門医ではなく、常に学び続けようとする姿勢があれば、だれでもなることができます。そして何より総合診療は楽しいです。総合診療・家庭医療の学びは人生の学びです。是非一緒に学びましょう!


岸本 悠暉(専攻医)

岡山家庭医療センター総合診療専門研修プログラム:Aコース
岡山家庭医療センター新家庭医療研修プログラム
※2023年4月研修開始(専攻医2年目)

Q1.臨床研修において大変なことはなんですか?

クリニックでの研修では、小児から超高齢者まで多様な疾患に対応する必要があり、幅広い医学知識が求められます。問診、身体診察、限られた検査から鑑別疾患を考え、必要に応じて専門医に紹介する判断も求められます。これらの知識と判断力を高めるため、複数の医療機関•診療科で研修を行います。3ヶ月毎に求められる役割が変わり、その環境に慣れてチームの一員として研修するという心理的負担はあります。

Q2. やりがいを感じることはなんですか?

先にお伝えした通り、求められる知識や判断力は多く、負荷がかかり大変なことも多いのですが、その分やりがいも大きいです。小児ならではの健康相談から高齢者の多疾患併存まで、次の患者さんの診察では求められる事が変わるので、単一な診療になることなく日々刺激的です。診察前は浮かない表情だった患者さんが診察後には晴れやかな表情になって帰られるのを見ると、何ものにも代え難い喜びや達成感を味わえます。

Q3. 岡山家庭医療センターの雰囲気はどうですか?

見学に来ていただき体感してもらうのが1番だと思いますが、控えめに言ってかなり良いです。指導医の先生方から声掛けいただくことも多く、ちょっとした困り事でもリアルタイムに指導医に相談しやすい環境が整備されています。日々の診療が終わった後には指導医と相談できる時間が設けられており、対応の難しい患者さんや診断の難しい症状に対してどう対応するべきかディスカッションが行えます。専攻医同士の仲も良く、ゆるーく励ましあったり教えあったりしています。

Q4. 学生、研修医へのメッセージをお願いします!

書ききれなかったのですが、訪問診療や多職種連携など他にもやりがいがいっぱいあります。大きな病院で研修していると、総合診療専門医ましては家庭医療専門医と関わる機会は少ないと思います。私は初期研修2年目に1ヶ月間研修でお世話になり、松下先生の“幕の内弁当”の話に触れ、自分の目指していた理想の医師像に近く、急遽この領域で勉強する事に決めました。見学や研修に来ていただけると魅力を体感できるのではないかなと思います。皆さんも一緒に家庭医療を実践してみませんか?

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