2024.11.01
日々の食事をおいしく・楽しく!嚥下機能訓練
嚥下能力(食べ物を口に入れてから胃まで送り込む一連の動作の能力)が下がると、食べ物が飲み込みにくくなるだけでなく、嚥下性肺炎や窒息など、重大な問題を引き起こすことがあります。今回は特にご高齢の方に多い病気である嚥下性肺炎を防止するための喉の筋肉トレーニングと呼吸トレーニングを紹介します。
①おでこ体操(5秒×3~5セット)

- おへそをのぞき込むようにあごを引きます
- 手の付け根あたりをおでこに当て、手とおでこで押し合います
②あご持ち上げ体操(5秒ほど)

- あごを引き、あごの下に親指を当てます
- あごは下に、親指は上に向けて力を入れて押し合います
POINT
特に喉あたりに力を入れることを意識してみましょう
③アクティブサイクル呼吸法
すべて座って行います


- 安静呼吸:数回行い、リラックスします
- 深呼吸:3~4回行います
- 安静呼吸:1~2回行います
- ハッフィング:大きく口を開き、3~4回強く長めの息をはきます
- 安静呼吸:1~2回行います
- 咳払い:1~2回行います
これら①~⑥を1サイクルとして1日3サイクルを目安に無理ない範囲で行いましょう。
リハビリセラピストからのコメント
日々の食事を大切にして、健康を維持していきましょう。もし、食事の際に飲み込み辛さを感じる、むせることが続くなどがあれば医療機関への受診や食事形態の見直しをおすすめいたします。