【医師監修】嘔吐下痢・食中毒に注意!5月に多い感染性胃腸炎の症状と対処法
2025.05.01
嘔吐下痢とは?
──食中毒の一種「感染性胃腸炎」のことです。
「嘔吐下痢」とは、正式には「感染性胃腸炎」と呼ばれるもので、ウイルスや細菌などの感染によって、嘔吐・下痢・発熱などの症状を引き起こします。特に冬に流行しますが、気温が上がり始める5月以降は「食中毒」による発症が多くなる傾向にあります。
嘔吐下痢や食中毒で見られる主な症状
- 発熱
- 倦怠感(体のだるさ)
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
一般的には、発熱や倦怠感が先に現れ、その後に嘔吐や下痢が起こることが多いです。
嘔吐下痢・食中毒の治療と自宅での対処法
感染性胃腸炎の治療は、基本的にお腹を休ませることと水分補給です。
- 嘔吐・下痢の症状が強い場合は、食事は無理をしないことです。症状が楽になってきたら、お粥などの消化に良いものから食べ始めると良いでしょう。
- 嘔吐や下痢により水分が失われると、脱水症状を引き起こすリスクが高まります。特にお子さんや高齢の方は重症化しやすいため、こまめな水分補給が大切です。
「経口補水療法」で脱水を予防しよう
「経口補水療法」は「飲む点滴」と呼ばれており、「市販や自作の経口補水液を飲むこと」を指します。嘔吐がひどい時はスプーン1杯程度の少ない量から始めて、15分ごとに1杯ずつ増やしていきましょう。問題なく飲めそうであれば自由に飲んで構いません。
経口補水液の作り方
- 水1 L
- 砂糖40g(大さじ4 と1/2杯)
- 塩3 g(小さじ1/2杯)
混ぜて溶かすと出来上がりです。レモンなど、柑橘類の果汁を加えると飲みやすくなります。
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「体調が悪くて外出がつらい」「いつ症状が出るか不安で外に出たくない」という場合にも、ぜひご活用ください。
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5月も油断せず、嘔吐下痢・食中毒に備えましょう
嘔吐下痢や食中毒は、季節に関係なく発症する可能性があります。特に5月以降は気温の上昇とともに食中毒のリスクも高まりますので、早めの対策と正しい知識を持っておくことが大切です。
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