お子さんの「感染症による夏風邪」に注意
2024.08.017.8月になると「咽頭結膜熱(プール熱)」や「手足口病」に感染するお子さんが増えてきます。どちらもウイルスによる感染症で、のどの痛みや発熱など、風邪と似たような症状があらわれることから、いわゆる夏風邪としても知られています。通常は安静にしていれば回復しますが、適切な処置を行わなければ重症化してしまうこともあるため、油断は禁物です。
咽頭結膜熱(プール熱)
プールでの感染があることから「プール熱」とも呼ばれます。3~5日間ほど発熱、のどの痛み、目の充血や眼痛などの症状が出ます。
かかりやすい年齢:60%が5歳以下のお子さん
対処法:唾や目やにを介して感染するため、タオルやコップなどの共用は避ける
もし熱が5日以上続く、水分が取れない、ぐったりする、目の見え方がおかしいなどの症状があれば、すみやかに医療機関で受診しましょう。
手足口病
名前の通り、手のひら・足の裏・口の中に小さな水ぶくれができる病気です。他にも38度以下の発熱や口の中の痛みによる食欲不振、のどの痛みなどが見られます。
かかりやすい年齢:5歳以下のお子さん
対処法:手洗いを徹底し、タオルやコップの共用は避ける
一般的には3~7日間で症状が治まります。それ以上続く場合は速やかに医療機関で受診しましょう。
夏風邪を予防するには
・手洗い・うがいをしっかりしましょう。
・他人とのタオルの共用をせず、洗濯物は日光でよく乾かしましょう。
・プールからあがった後はシャワーを浴び、目を洗い、うがいをしましょう。
夏風邪には特効薬がなく、それぞれの症状に対する対症療法が中心となるため、日々の予防がなによりも大切です。治癒後、登園・登校のタイミングなどに迷われた際はお気軽にご相談ください。
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