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topicsマルモカンファレンス in 奈義(なぎまるも)
南砺市民病院の大浦誠医師をお招きし、マルモカンファについて学びました。
日々の診療において、多疾患併存(マルチモビディティ:以下マルモ)の患者は避けて通れません。複数のプロブレムの中からどのように優先順位をつけるのか。不確実な中で患者とどのように意思決定を行うのか。過不足のない介入を目指して複数の医師や医療・介護福祉専門職とどのように連携・協働を行うのか。まさに総合力が試される領域です。
今回のマルモカンファ体験会では、大浦誠医師に司会を務めていただき、中西医師が提示した症例をもとに医師と看護師が中心となって議論を行いました。

マルモカンファとは、マルモを抱えた症例について多職種でカンファレンスを行い、患者を多面的に捉える力を養うための場です。特徴的なのは、結論を出すことを目的とせず、参加者が患者の姿を具体的にイメージできることをゴールとする点です。雑談を交えながら「どんな患者さんなのか?」を想像し、多角的にアプローチします。
例えば、喫煙歴が話題になった際には「どんな銘柄を吸っているのか?」「誰がタバコを買ってくるのか?」「タバコと一緒にコーヒーも飲むのか?」「コーヒーは家で?喫茶店で?」など、一つのテーマから次々と話題が広がり、参加者が自由に意見を交わしました。

マルモカンファは、患者の背景や生活を深く想像する“妄想力”を鍛え、実践的な診療力を養います。総合診療の力を高めたい専攻医や医学生、マルモを学びたい多職種、そしてマルモカンファを導入したい指導医の皆様にもぜひ参加していただきたい取り組みです。
マルモカンファについてご興味のある方は、以下のリンクより詳細をご覧ください。