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お知らせ

いくつになっても、 自分らしく生きたい!

2023年1月18日(水)
日本原病院の心理師は奈義町から委託を受け研修を実施しています。

今回は心理師から、奈義小学校で働く教師の方々に向けて、WISC-Ⅳ(ウィスク フォー)に関する研修を行い、「子どもの力を活かすコツ」をテーマに、検査結果の見方や実際の教育に活かす方法などを共有しました。

WISC-Ⅳとは「5歳0ヶ月〜16歳11ヶ月の子どもを対象とした発達検査」です。「難しい課題にどう対応するか」を検査することで、情報を『整理』、『記憶』、『理解』する力を測ります。

突然ですが、皆さんは「情報」をどのように捉えているのでしょうか。ちょっと体験してもらいたいと思います。

次に出す絵をみて、考えたこと、気になったこと、何でも構いませんので、最初の一つを少し覚えておいてください。

いかがだったでしょうか。

ぜひご家族の方など、色んな方と共有してみてください。同じだったという方もいれば、全く違ったという方もいらっしゃると思います。

このように、同じ情報を提示されても受け取る側の受け取り方は個人によって様々と言えます。

人によって情報の捉え方が違うということを実際に体験していただくと、お子さん一人一人に合わせた教育、関わり方を見つけるのは、より難しく思えます。

WISC-Ⅳの検査結果を上手に読み解き、活用することで、お子さん本人だけでなく、先生方の助けにもなるのです。

講義だけでなく、架空の事例についてグループごとに意見交換を行い、普段の学習や生活場面で具体的にどのような支援ができるのか考えました。

テーマである「子どもの力を活かすコツ」として、苦手を探すだけでなく得意な力により注目することが大切であるという内容に、頷く方が多く見られました。

社会医療法人清風會では、今後も診療だけでなく、今回のような研修を通して、地域の子どもたちの成長に貢献できるよう活動して参ります。

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