仕事の合間に受診できる？オンライン診療のメリットと注意点を解説

働く皆さんにとって、健康管理はとても重要ですが、仕事の忙しさから病院に行く時間がなかなか取れないことが多いのではないでしょうか。オンライン診療はスマホを使って場所選ばずに診察を受け、薬は自宅まで配送をしてくれます。今回はそんなオンライン診療のメリットと、利用をする上での注意点について解説します。

オンライン診療のメリット

1. 場所を選ばない
オンライン診療は、仕事の合間や自宅からでも簡単に医師の診察を受けられます。通院のための時間や交通費を節約でき、健康管理をより身近にしてくれます。特に慢性疾患があり定期薬を処方をされている方や、定期的な受診が必要な方にはメリットの大きいサービスです。

2. 通院負担の軽減
病院の待ち時間や移動の手間を省けます。診療予約もアプリで24時間行うことができるため、明日の休憩時間に診察を受けたいなど、柔軟なスケジュール管理が可能になります。

3. 感染リスクの回避
病院での待ち時間や他の患者との接触を避けることで、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染リスクを減らせます。

4. プライバシーの確保
オンライン診療では、待合室で他の患者と顔を合わせることなく診療を受けられるため、プライバシーが守られます。特に、デリケートな健康問題に関しては安心して相談できます。

オンライン診療の注意点

1. 全ての疾患が対象ではありません
オンライン診療では、直接触診や視診ができず、検査も限られているため、診断の精度に限界があります。既に診断をされている疾患の経過管理や、軽微な症状が対象となるため、全ての疾患に対応できるわけではありません。

​▼オンライン診療に適している症例

• 生活習慣病などの慢性疾患の管理
• 病態が安定した花粉症やアレルギー疾患
• 一般的な風邪症状や安定している軽微な症状

▼オンライン初診に適さない症例

• 定期的な対面診察や特定の検査が必要な疾患
• レントゲンや呼吸機能検査が必要な疾患
• 急性期の症状や経験したことのない症状

2. 対面診療を指示される場合も
オンライン診療では、予約時の問診票や診察前にオンライン診療での診察が可能かどうか判断を行います。判断の結果、オンライン診療での診察を行わず、対面診療を指示する場合があります。

3. 処方できないお薬があります
麻薬及び向精神薬に加え、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤などのハイリスク薬と考えられる薬剤を処方することができません。また診察の結果、お薬を処方しない場合もあります。

まとめ

オンライン診療は、仕事で忙しい方にとって効率的で便利な健康管理方法です。その利便性や迅速な対応、プライバシーの確保など、多くのメリットがあります。ただし、診療できる内容に限界があるなど適切に活用することが重要です。オンライン診療を上手に活用して、健康な毎日を送りましょう。