早めにはじめるインフルエンザ予防

2024.10.01

毎年12月から3月にかけて流行するインフルエンザ。実際に感染したことがある方も多いかと思います。季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間で多くの人へ感染が拡がります。そのため、早めの対策と予防が大切です。

インフルエンザの症状

普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳の症状があるほか、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身の倦怠感などの症状がみられます。 お子さんの場合はまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴うなど、重症になることもあります。

インフルエンザワクチンの効果

ワクチンには感染自体を完全に防ぐ効果はありませんが、

  1. 感染した場合、発症の可能性を低減させる
  2. 発症時、重症化を防ぐ

このような効果が期待できます。

また、流行前の接種が効果的とされているため、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

インフルエンザワクチンは毎年打つの?

インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行することが予測されると判断されたウイルスを用いて製造されています。そのため、昨年インフルエンザワクチンの接種を受けた方であっても、今年のインフルエンザワクチンの接種を検討していただく方が良い、と考えられます。

インフルエンザワクチンの接種回数

6か月以上~13歳未満の場合 2回接種

10月ごろに1回目を接種し、およそ2~4週間(できれば4週間)あけて2回目を接種します。

13歳以上の場合 原則1回接種

医師が2回接種を必要と判断した場合は2回接種を行うこともありますが、1回の接種で十分な効果が得られるとされています。

もしインフルエンザにかかったら

高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど、具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。また、お子さんや未成年の方の場合は急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすことがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間はお子さんが一人にならないようにするなどの配慮が必要です 。

インフルエンザにならないために

インフルエンザを予防する有効な方法として以下が挙げられます。

  •  流行前のワクチン接種
  •  外出後の手洗い・うがい
  •  適切な湿度(50~60%)を保つ
  •  十分な休養とバランスのとれた栄養摂取(▶[過去の記事]をご参照ください)
  •  人混みへの外出を控える
  •  こまめに換気をする

当院では10月7日よりインフルエンザワクチン接種を受付開始します

▶インフルエンザワクチンについての詳細はこちら

※自治体によって接種費用の助成がある場合があります。

※接種終了時期はワクチンの供給量によって変動します。

※当院ではコロナワクチンとの同時接種は行っていません。

※事前予約はできませんので、接種をご希望の方は直接窓口へお問い合わせください。

その他わからないことや不安なことがございましたら、お気軽に医師または看護師までご相談ください。

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