検査

早期発見、早期治療を行うための各種検査を実施しています。「ちょっと気になる」そんな時はお気軽にご相談ください。
なお、当ページに掲載されている検査は一部です。気になる症状に合わせて検査をご提案いたしますので、まずは外来診療へお越しください。

消化器系検査

腹部エコー検査

腹部にある様々な臓器の異常や疾患をみつけることのできる検査です。
肝臓、胆のう、腎臓、膵臓、脾臓等の検査をすることができます。

胃透視(バリウム)検査

バリウムを飲んでX線撮影を行い、胃の形や粘膜の凹凸を調べる検査です。胃潰瘍や胃炎、ポリープ、胃がんなどを調べることができます。胃の状態や撮影条件によっては、正確に映し出されないこともあります。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

胃内視鏡を用いて胃壁の観察や検査を行います。胃潰瘍、ポリープ、胃がんなどの疾患を診断することができます。もし病変があればその細胞を採取し、顕微鏡で見て診断をする病理診断を行うこともできます。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡を用いて大腸内部を直接観察し、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、大腸がんなどを診断する検査です。もし病変があればその細胞を採取し、顕微鏡で見て診断をする病理診断を行うこともできます。
▶内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(内視鏡を使ってポリープを焼いて切り取る内視鏡治療)が行えます。

便検査(便潜血反応)

便中に血液が含まれているかを調べ、大腸等の消化管の出血について確認を行います。大腸がんや大腸ポリープ、痔、潰瘍性大腸炎などの疑いがあるかどうかが分かります。
※実費でノロウイルスの検査も可能です。

呼吸器系検査

胸部X線検査

胸のレントゲン撮影では、左右の肺やその中央部の病気が分かります。例えば、肺がん、肺結核、肺炎などの有無がわかるほか、心臓や大動脈に関する情報なども知ることができます。ただし、心臓や骨と重なる部分は検査できないため、そうした場所の異常の発見にはCTを用いた検査を行います。

呼吸機能検査

肺や気道の健康状態を評価する検査です。気管支喘息、COPDなどの診断に役立ちます。

循環器系検査

24時間心電図検査

小型の心電図を身体に取り付けモニタリングを行います。不整脈の診断や治療効果の評価に役立つ検査です。

血圧脈波検査

血管の固さや弾性力、血流の速度を測定し、動脈硬化、血栓症、静脈瘤などを診断する検査です。
▶CAVI (動脈の硬さを調べる検査)…年齢が高くなるに従って値が高くなります。
▶ABI (動脈の詰まりを調べる検査)…値が低くなるに従って狭窄や閉塞の可能性が高くなります。

心臓エコー検査

心臓の形の異常や働きを診断する検査です。心臓の拍動する様子を直接観察することで、心室や心房の大きさや壁の厚さ、弁の形態や動きなど、心臓の基本的な機能を判断することができます。

頸動脈エコー検査

首の血管である頸動脈の様子を超音波で画像化し、動脈硬化の早期発見や進行具合を確認する検査です。頸動脈は全身の動脈硬化をよく反映すると言われているため、脂質異常症や高血圧、糖尿病などの動脈硬化を進めやすい病気をお持ちの方に有用です。

その他

CT検査

CT検査(コンピュータ断層撮影) は、X線を用いて体の断面画像を撮影する医療技術です。数秒から数分で高解像度の画像を生成し、脳卒中、がん、内臓の異常、整形分野など様々な疾患の診断に利用されます。

下肢エコー検査

下肢エコー検査は、主に足の血流を調べるために使用される超音波検査です。下肢の静脈や動脈の血流の異常、血栓の有無、血管の狭窄や閉塞などを検出することができます。特に、深部静脈血栓症や末梢動脈疾患の診断に有効です。

甲状腺エコー検査

超音波を使用して甲状腺の検査を行います。甲状腺の大きさ、形状、結節の有無や性質を詳細に調べることができます。甲状腺機能障害や甲状腺がんの診断、治療効果のモニタリングを行います。

睡眠時無呼吸検査(アプノモニター)

睡眠時における無呼吸・低呼吸の回数や時間をモニタリングし、睡眠時無呼吸症候群の診断や重症度を評価する検査です。主にいびきが酷い、眠気がとれないなど睡眠に不安を感じている方が対象です。

骨密度検査(超音波式) 3月・7月・11月に検査可

骨の強度と骨量の測定を行い、骨粗しょう症の診断やリスクを確認します。骨粗しょう症は初期になにも症状がないため、定期的に骨密度測定を行い、早期発見をすることが大切です。骨密度は大幅に改善させることは困難なので、若い頃から食事や運動などを意識して行うことが重要です。
▶骨粗しょう症の治療薬があります
▶骨密度を高め、骨折のリスクを軽減する効果のある治療薬です。

認知機能検査(長谷川式認知症スケール)

長谷川式認知症スケール(HDS-R)は、認知症の診断支援ツールとして日本で広く用いられています。このテストは短時間(約10 ~20分)で実施可能であり、30点満点でスコアリングされ、得点が低いほど認知障害の程度が重いと判断されます。主に記憶力、注意力、計算能力、時間感覚などの認知機能を総合的に評価します。アルツハイマー病や血管性認知症の初期診断に特に有効であり、日常生活の質や介護の必要性を把握する上で役立ちます。

栄養指導

当院の栄養指導では、まず3日分の食事内容を記録していただきます。その後、管理栄養士と一緒に内容を見直し、一人ひとりの健康 状態やライフスタイルに合わせて食事計画をご提案します。
糖尿病、心血管疾患、高脂血症、骨粗しょう症などの健康課題をお持ちの方へ、科学的根拠に基づいた栄養管理を行います。また、特定の食物アレルギーや消化器疾患がある方にも効果的な食事改善計画をご提案します。

栄養指導開始までの流れ

栄養指導は医師が診察を行い、必要性を認めた場合に実施をすることができます。

医師の診察 ▶ 栄養指導の必要あり ▶ 栄養指導開始

受付または外来看護師まで「栄養指導を受けたい」とお伝えください。

栄養指導の主な対象

  • 減塩が必要な方
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 高度肥満(BMI 35 以上)
  • 痛風
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
  • 小児食物アレルギー

こちらは対象のほんの一部です。医師の指示のもと食事の改善が必要な方へ継続的な支援を行います。

心理検査

心理検査は様々な質問や検査用具を用いた作業を通し、状態を多角的に分析します。ご自身の強みや目に見えない心の状態を指標や数値によって表し、これまで漠然としていた問題を客観的に把握することを目的として実施します。診断の補助のため、生活上の工夫を考えるため、心理相談(カウンセリング)の道筋をたてるためなど、その方をより良く理解するために行います。

当院では、心理検査は医師の判断のもとに実施しています。
検査によって、一部保険適用外の検査もあります。詳しくは担当医からご説明させていただきます。心理検査は基本的にご予約の上で対応しております。ご要望、ご相談等ございましたらお気軽に当院までお問い合わせください。

知能・発達検査

知的能力や情報の認知・処理の傾向を知るために行います。
田中ビネー知能検査Ⅴ / WISC-Ⅴ知能検査 / WAIS-Ⅳ成人知能検査 など

人格検査

性格傾向、物事のとらえ方、対処方法などを知るために行います。
バウムテスト / 新版東大式エゴグラムⅡ など

その他

精神的な健康状態や気分の状況を評価するために行います。

  • POMS / GHQ(精神健康評価票)
  • SDS(うつ性自己評価尺度)
  • STAI(状態・特性不安検査)
  • HDS-R(長谷川式認知症スケール)
  • PARS-TR(親面接式自閉スペクトラム症評定尺度)AQ日本語版 など