秋の食欲と上手に付き合おう
いつの間にかセミの声がコオロギの声に変わり、季節はどんどん秋に近づいてきました。みなさん、秋といえば何を連想されますか?秋と結びつく言葉はたくさんありますが、やはり「食欲の秋」を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか?
お米や果物が実る秋は、ついつい食べすぎてしまう危険性が大きいので、注意が必要です。
そこで、今回は食欲との上手な付き合い方や、肥満症について取り上げてみました!

①適正体重について
皆さん、ご自身の適正体重をご存知ですか?肥満の診断には一般的にBMI(ボディマス指数)というものが用いられます。
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。まずは、ご自身の身長と体重を計測してみましょう。そして、BMIが知りたい方は外来看護師に声をかけてください。
BMI値 | 18.5未満 | 18.5以上〜25.0未満(22.0が標準体重) | 25.0以上 |
---|---|---|---|
診断 | やせている | 正常 | 肥満 |
肥満を診断するもう一つのバロメーターに、体脂肪率があります。男性で25%以上、女性で30%以上の場合は肥満に当てはまると言われています。
診断 | 体脂肪率(男性) | 体脂肪率(女性) |
---|---|---|
やせている | 17%未満 | 20%未満 |
正常 | 17%以上〜25%未満 (17%〜23%が適正値) | 20%以上〜30%未満 (20%〜27%が適正値) |
肥満 | 25%以上 | 30%以上 |
②食べ過ぎ、飲み過ぎは肥満の原因
食べ過ぎ、飲み過ぎによる脂肪太りは1番やっかいです。太り過ぎは成人病や生活習慣病の危険が高まります。高脂血症、高コレステロール、糖尿病、高血圧、動脈硬化、痛風…どれも身近に潜んでいる病気であり、予後不良の病気も多いため、予防が重要です。
生活習慣病が進行し、深刻な病気を発症させないためにも、肥満は放置せず、健康診断などで健康状態のチェックをおすすめします。
!CHECK!
当院では予約無しで簡単な検査(採血、レントゲン、心電図)やCT検査、要予約でエコー検査、内視鏡検査などが実施できますので、お気軽にスタッフへお尋ねください。
③食べ過ぎないためのポイント

野菜から食べる
血糖値の急上昇を抑えてくれます。

よく噛んでゆっくり食べる
満腹感を感じやすくなります。

野菜から食べる
ホルモンが関係すると調査結果があります。
!CHECK!
他にも食生活のポイントがいくつかあります。興味のある方や詳しく知りたい方は、
当院の栄養指導をおすすめします。管理栄養士がわかりやすくご説明させていただきます。予約無しで簡単な検査(採血、レントゲン、心電図)やCT検査、要予約でエコー検査、内視鏡検査などが実施できますので、お気軽にスタッフへお尋ねください。
今回ご紹介したポイントを参考に、食欲の秋を楽しみながらお過ごしください!

脂質代謝の 検査項目 | TG(中性脂肪) | 基準値より高い数値が続く場合は、動脈硬化を促進する危険があります |
脂質代謝の 検査項目 | T-CHO(総コレステロール) | 基準値より高い場合は過食、運動不足、肥満が疑われます |
糖代謝の 検査項目 | BS(血糖) | 基準値より高い場合は糖尿病が疑われます ※食後3時間以内であると基準値より高い場合があります 食前か、食後3時間以上経過後に検査することが望ましいです |
提供:社会医療法人清風會 日本原病院 外来